漁師もつれ

30代ゲイの想いのハケ口です。エンタングルメント。

03.夢が叶った

前にM君がお蕎麦が大好きだって言ってたから、おすすめのお店を教えてあげた事があり、

少しして、食べに行ってきたみたいで、あの店ちょー良かったですよ!って報告してくれた。

 

誘って、一緒に行けば良かったーって気持ちと、

紹介したお店にすぐ行ってくれて、しかも

美味しかったって言ってくれた嬉しい気持ちが混在してた。

 

昨日その蕎麦屋さんの話になって、

「明日の朝行きましょうよ!」って言ってくれたので、急遽、ごはんデートすることになった。

 

M君と2人でゴハンなんて、ここ数ヶ月、

ずっと願ってた事だし、こんなにあっさり

叶うものなのか?って、ちょっと混乱してた。

 

普通に考えれば仲良い会社の上司と部下が

一緒にゴハンに行くなんて普通の事なんだろうけど、自分がこんな恋愛状態なモンだから、

一大イベント中の一大イベントなワケで。

 

朝、とりあえずお店に2人で向かう。

M君と街を歩いてるだけで、幸せ。

寒いね〜とか、天気良いね〜とか、

何でもない会話なんだけど、物凄い充足感。

 

蕎麦屋に着いた。

当然ながら、M君のゴハン代を出してあげた。

めっちゃくちゃ喜んでくれた。めっちゃくちゃお礼言ってくれた。

なんて良い子なんだろ。

普通なんだろうけど、今までにないくらい

お礼言われた。

こんな安いモン、なんぼでも奢ってあげたい。

M君の為ならいくらでも出してあげたい。

できる年下だ、と思った。

 

おすすめメニューを教えてあげると、素直にそれを選んでくれる。

自分が紹介したものを、基本的にいつも気に入ってくれるM君。

M君が好きなモノも全部好きになりたいと思う。漫画やゲームは趣味が合うんだけど、

音楽。彼は基本的にクラシックしか聴かないので、音楽の話が出来ない。これがちょっと寂しい。カラオケも行かないらしい。

 

蕎麦を食べながら好きなゲームや漫画の話題、会社の話題で盛り上がる。

自分にとってこんな幸せな時間は無かった。

 

ここで幸せに浮かれた自分、更に

畳み掛ける。

M君、LINE交換しようよ!?

 

「いいですよ!」

 

こうしてM君とLINEを交換することが出来た。

会社を出ればM君と全く絡めないのが毎日辛くて精神病んでたのに、こうもトントン話が進むかね。

 

ともかく、大好きなM君とゴハン行けて、LINE交換出来た。

 

いつも美味しくて感動する蕎麦の味が、

今日は全然わからなかった。

 

幸せ過ぎて眠れないかも。

 

来週は、お酒を飲みに行く約束も。

自分が進んではいかん方向にどんどん進んでる気がしてならない。