漁師もつれ

30代ゲイの想いのハケ口です。エンタングルメント。

14.お泊まり①

昨日はO君の送別会だった。

 

送別会は20時スタートと遅めだったので、ちょっと前に集まって飯食ってから行こう、って話になった。

この0次会参加者は自分、M君、H君。

 

H君は1時間くらい遅れるって事になったので

M君と2人きりのご飯デート。

自分とM君はお酒を飲み過ぎるので、

少し腹に何か入れてから、飲もうって事を決めてた。

「何処行こうか」って話をしてると、

送別会会場近くにびっくりドンキー

あったので、久しぶりに行きたいなって

話をすると、M君も、

「僕も久しぶりに行きたいっす」って

行ってくれたのでびっくりドンキー

行くことに。

 

最初はM君と2人、周りはデート中のカップルが多くて、ちょっとしたデート気分になれた。

休みの日にM君と2人きりのゴハン。

幸せ。

 

同時に、モンストマルチをやろう、という

話をしていたので、モンストを開く。

M君はゲーマーなのでモンストも自分より

遥か上のレベルでプレイしている。

いろいろ教えてもらいながら、

ハンバーグを食べる。

最高の時間はあっという間に過ぎる。

 

H君が到着した。

3人でモンスト、

すぐに飲み会の時間になったので、

場所を移動する。

 

飲み会では、なるべくM君と違う席に座るつもりだった。

流石に最近仲良くし過ぎてるから周りにバレちゃうんじゃないかと、気を使ってました。

しかし、スッと自分の隣に座ってくるM君。

もう本当に懐いてくれてる。可愛い。

 

今回はO君の送別会と、新人歓迎会を兼ねて

いたので、M君の紹介で最近入ったH君は

主役。

M君が「おまえ飲めよなぁ〜」と、

H君を煽りまくる。

 

新人のアルバイトの主婦が、H君に

絡みまくる。

「H君童貞なんだ〜、早く卒業しなきゃ!」

ってな内容でガンガン来る。

それを見てたO君とM君はテンション上がって、その会話に参加してた。

 

O君が「あのオバハンは童貞キラーやで、若い

男に筆下ろししたいんや!」と言いだす。

そんな女がM君を放っておくだろうか。

若くて可愛いM君が誘惑されたら嫌だな、

と思いながら会話を聴いていた。

 

他に若い女性の新人も何人か居て、M君と楽しそうに話してるのを見て、嫉妬心が沸いた。

 

彼女が居ても辛くないけど、自分の目の前で

他の人や、女の子と仲良く話してる姿は初めて見たせいか、

凄く心に突き刺さるものがあった。

ましてや女。

女なら、M君を誘惑して

セックスしたりキスしたり、って事も

出来る訳だ。本当に羨ましい。

 

もやもやして、酒をバカ飲みした。

本気のバカ飲み。

たまにM君が一気を煽ってくるので、

何度も乾杯一気をした。

どんどん酔いが回って、かなり

やばい状態に。

 

しかしその頃には、

M君は離れた場所に移動しててそっちで何だか盛り上がっている。

自分以外の人とほとんど交流がない

M君、今日は色んな人と話したい、

と言っていた。

かなり呑んだくれのM君、すぐに初絡みの

人とも仲良くなれていた。

 

自分はグロッキーになっていたので、

あまり人と会話しなかった。

M君と話したい。M君以外に興味が湧かない。

 

ひどく酒をかっ喰らったものの、

先に飯を食ってたのが効いたのか、

そんなに泥酔せず、M君へのセクハラや

その他暴言などは出さずに終了した。

 

解散した後、

O君、M君、H君と4人で二次会に

行くことにした。池袋西口方面。

小さな居酒屋で二次会。もうみんな

グロッキーであまり飲まずに終了。

 

O君が、「そば食おう」と言いだしたので、

前にM君と初デート(思い込み)をした

蕎麦屋に行くことに。

 

蕎麦を食ったら、O君が、帰る、

と言い出したので解散の流れになった。

終電を無くしていたM君とH君は、路頭に迷う事になった。

タクシーしかないかー、高いなー、とか

2人で悩んでたので、

 

 

「良かったら家くる?」

 

 

と言ってしまった。

 

「助かります!ありがとうございます!」

と、2人はなんの疑いもなく、家に来る事に。

 

色んな不安がある。

 

部屋でゲイバレしないか。

 

M君を襲ってしまわないか。

 

まあ、H君も居るので大丈夫だとは思うけど、、と、

 

「ちょっと片付けてから、で良いかな」

 

と自分の部屋のゲイチェックを

する猶予をもらった。

2人は最寄りのコンビニで待っててもらい、

「軽く片付けるから待っててね」と言って

 

急いでゲイチェック。

普段、そんな意識なく部屋を作ってるから

ノンケが見ておかしいものがないか、

俯瞰で確認する必要があった。

べろべろの自分に、そんな冷静なチェックが

出来るだろうか。

 

ばれたら全て終わりだ。