漁師もつれ

30代ゲイの想いのハケ口です。エンタングルメント。

07.笑

M君とLINE繋がったことが原因なのか、

抱えてた想いをブログに吐き出した事が原因か、気持ちが楽になってきた。

 

先週までは休日の精神状態やばかった。

絶対会えない、連絡もとれないM君のことを

朝から晩まで考えて、他の思考が出てこない。

 

そんな状態で、量子力学の事や、パラレルワールドの事ばかり調べる毎日、挙げ句の果てにあの世の存在まで信じはじめてたからね。

来世や多次元世界なら一緒になれるかな、とか、本気で考えてた。

 

やっぱりM君に、会社で話してたような事をLINEで送ってしまった。

 

ラグはあるもののきちんと、返信してくれる。

昨日1日で7ターンくらいやり取りした。

M君はwを使わない。笑って書く。

それを見るたび、彼の笑顔が頭に浮かんで

やばかった。

彼女ともあまりやり取りしない子なのに、

何か凄い申し訳ないけど、幸せだった。

こんな歳の離れたおっさんに休みの日にまで優しくLINE返してくれて、ますます惚れちゃうよ。

ツイッターにも書いたけど最近はLINEといえば、牛丼チェーン三社、松屋すき家吉野家の公式LINEが飛んでくるくらいだったから。

 

今日はM君は会社お休みだった。

M君が紹介してバイトに入ったH君の

研修をする事になった。

 

間違ってもM君の事ばかり質問しないように、

と思いながらもやっぱり色々聴いてしまう。

M君はH君に、職場は優しい人ばかりだよ、と

紹介してたらしい。

 

M君からH君の話も聴いていた。

大学の学科で知り合って、寮に住んでるから

しょっちゅう泊まりに行ってる、とか

会うとモンストを一緒にプレイしてる、とか。

 

あと「だるがらみ」を受け入れてくれる、らしい。良くわからないからM君に、だるがらみって何なの?と聴いたら、いきなり頭突きしたりする事らしい。

自分もM君にだるがらみされたい、と思った。

人に頭突きされたいなんて、初めて思った。

 

H君はちょっとオタク風な男の子。

M君と同い年なんだけど、大人な雰囲気。

彼がM君と仲良しって何か不思議。

自分はH君が凄く羨ましい。

しょっちゅう家に泊まりに来てくれるらしいし、当たり前だけど飯も良く行くんだって。

 

今日は自分の得意なサブカルトーク

とりあえず話をしようとしたら、

あ、それM君から聴きました、って言われた。

M君が自分から聞いた話を友達にしてるんだなーと、とても嬉しい気持ちになった。

 

いよいよM君とお酒を飲む日が近づいてきた。

彼は酔っ払うと、服を脱いだり、路上に寝たりしちゃうらしい。

彼、今のところ酔っ払う気マンマンなんです。

いろいろ想像すると、家で介抱するなんて

パターンもゼロではないかもしれない。

 

自分のおかしな欲求が出なければ良い。

せっかくスローペースながらも築いてきた

関係が壊れるような事が、

おこりませんように。

 

06.君への愛の唄

M君には30歳くらいの兄貴が居るらしい。

 

自分とM君がアニメやゲームの話が合うのは、この兄貴のおかげだと思う。

本来、M君の世代の漫画とかゲームは自分はあまり分からない。

兄貴の影響で、割と近い世代の話が出来るから本当に兄貴サンには感謝したい。

 

この兄貴、M君いわく、

弟の自分より遥かにイケメンらしく、

兄貴がM君くらいの年齢の時にはアルバイト等は一切してなくて、女のヒモで生活出来ていたらしい。

 

M君は自分の価値を分かってない。

君も同じレベルの遺伝子を持っているんだよ。

 

とにかく、このイケメン一族の末っ子に

出逢った事で自分のこれまで守ってきた

ノンケディフェンスが一気に破壊されてしまった訳です。

 

でも外見だけなら他の部署にも可愛い男子は何人か居るんだけど、

やっぱりM君の人懐っこい雰囲気と自分に対する態度が惚れさせてくれたんだよなー。

 

仕事も、自分がいる日に全部合わせて

シフトを出してくるし、自分が居ない日は、シフトを変更して自分に合わせてくれる。

そうしてくれ、と頼んだ訳じゃないけど、

自分が優しくし続けてるせいで、自然と

こうなってしまった。

 

でも仕事はしっかり出来る子で、周りの

評価も高い。

可愛い後輩、って言葉がこんなにしっくり来る事があるだろうか。 

 

付き合ったりは出来なくても、彼かバイトをするにあたって、幸せだなーと感じれる環境を作ってあげたい。

別に自分に恋心を持ってくれ、なんて思わない。

アガペーですね。アガペー

 

最近すごく聴いてる曲がある。

 

槇原敬之の「君への愛の唄」って曲。

歌詞の一節が心に染みる。

 

ー愛の本当の意味なんてまだ
ぼくには分からないけど
いつかぼくが愛していると言う
その相手は君でいてほしい
幸せにすると言ってはみても
方法もまだ分からないけど


ひとつだけ分かってることがある
ぼくの1番の願いは君の幸せー

 

さすがゲイの気持ちの分かるアーティスト。

ノンケに対する恋心を当てはめられるわ。

 

どうすれば良いかわからないけど、

M君の幸せが自分の幸せ、

これは間違いないね。

05.LINEの価値

M君とLINEを交換したけど、

「おはよ」なんて送れるはずもない。

 

そもそも、会社の連絡グループを作るっていう

話を何回かしておいて、地盤作りをした上でのLINE交換だった訳で、個人間でちょろちょろやり取り出来る訳もない。

 

更に、M君は彼女とも日常的なLINEやり取りをしないようなSNS無精な人、自分とLINEの送り合いなんてまあ、よっぽど何か無ければ行われないだろうと思う。

 

M君、夏頃には色々忙しくバイトを数ヶ月休む期間があって、自分はどうしてもそれまでに何かしら、会社以外での繋がりを持ちたかった。

 

問答無用でずっと会えなくなるのは辛いし、

もし急に退職なんてしてしまったら、一巻の終わり、もう一生会えなくなる訳だから。

 

中身はなくても、何かで繋がっていたかった。

ツイッターフェイスブックもやってないM君、もはやLINEを聴くしかなかった。

 

幸い昨日の蕎麦屋デート(勝手に思ってる)

きっかけでLINE交換出来た。

更にモンストのフレンド登録もしてくれた。

モンストを見ると、ログイン時間がわかるんだけど、それひとつでも心が救われる。

 

昨日までは会社の外でM君の存在に関わる事が出来なかった訳だから、今の状況は自分にとってかなり理想的な状況なのです。

M君との関係に保険がかかってるような。

 

そんな自分の気持ちとは裏腹に、昨日M君がこんな話をしてきた。

 

「今みたいに携帯なんて無い時代が良いです。

待ち合わせに間に合わなくてもどうしようもない、くらいの感覚が良いです」

って。

 

M君、ほんとにネット上でのやり取りに

疲れてるんだろうな。

どうやら、前の日に彼女と待ち合わせの遅刻LINEで揉めたらしく、色々思うところがあるみたい。

 

良くこんな状態から逆転LINEゲット出来た

もんだ。

M君から来たLINEは最初に登録した時に送ってくれたフリーザ様のスタンプだけ。

それだけで、充分。充分幸せ。

フリーザ様、大好き。

殺して。

 

ここ数ヶ月で1番強く思ったこと。

 

好きな人と一緒にゴハンを食べるって、

こんなに幸せな事なんだな〜〜って。

 

ゲイの世界での活動が長すぎたせいか、

アプリとかネットで人との繋がりの価値を

簡単に感じてしまってたせいか、

こんな大事な、大切な感覚が

とても薄くなってた。麻痺してた。

 

一緒に居たい人と時間や場所を共有して、

美味しいものを一緒に食べる瞬間の価値。

 

蕎麦食ってる間、脳内ドーパミン
出過ぎてたのかな。その時の記憶が薄い。
今思い出しても脳内に幸せな感覚が溢れてくる。
M君は「またゴハン行きましょう!」って
言ってくれた。

こんなゲイのおっさんとまたゴハンしてくれるなんて、なんて優しい若者なんだろう。

 

M君の言うような、携帯もSNSも無い

世界に戻ってしまったとしたら、

きっとこういう時間はもっと大切に感じるん

だろうな。

 

最終的に実らない恋としても、

M君とのやり取りの中で自分も

恋愛的に色々と成長出来ればよいな、と思う。

 

 

04.恋する気持ち何より素敵な宝物

M君の事、最初はゲイなんじゃないかと考えてた。

ゲイ人生が長過ぎて、自分の物差しがおかしくなってたんだろうな。

 

そう思ってしまったきっかけは以下理由。

 

⚫︎イケメンなのに彼女が居ない

⚫︎毎週決まった曜日に朝まで飲む事が決まってるって言ってた(ゲイバー勤務?)

⚫︎池袋近辺住みなのに、飲むのは新宿

⚫︎毎週のように友達の家に泊まってる

⚫︎最近、イエガーの一気をさせられたらしい

 

これだけの理由でゲイなんじゃないかと

考えてしまった。

今となっては色んな話をしたから、ゲイ疑惑は完全に無くなって、1パーセントの疑いもない。

 

ともかく、M君がゲイじゃなくて良かった。

もし彼がゲイだとしたら、自分がこんなに話したり仲良くなったり出来るはずかなかっただろう。

 

まして、DS業界で出逢ってたら、と思うとゾッとする。

多分今の状態がM君と1番仲良くなれる状態なんだと思う。

 

どんな状態が幸せなのかはわからない。

対外的には叶わない恋に突っ走って無駄な時間を過ごしてる、と思われるだろうし、自分もそう感じてるんだけど、

M君と少しづつ距離が近くなってる感覚は

やっぱり恋だし、幸せな気分になるし、

何にも変えがたい気持ちだと思ってる。

 

 

 

昔の偉大な女性が今日のタイトルと、

もうひとつ、こんな言葉を残してるね。

身に染みるわ〜

 

 

「恋ってステキな事ね、偶然出逢ったあなたが

1番大事な人に変わる」

 

 

 

03.夢が叶った

前にM君がお蕎麦が大好きだって言ってたから、おすすめのお店を教えてあげた事があり、

少しして、食べに行ってきたみたいで、あの店ちょー良かったですよ!って報告してくれた。

 

誘って、一緒に行けば良かったーって気持ちと、

紹介したお店にすぐ行ってくれて、しかも

美味しかったって言ってくれた嬉しい気持ちが混在してた。

 

昨日その蕎麦屋さんの話になって、

「明日の朝行きましょうよ!」って言ってくれたので、急遽、ごはんデートすることになった。

 

M君と2人でゴハンなんて、ここ数ヶ月、

ずっと願ってた事だし、こんなにあっさり

叶うものなのか?って、ちょっと混乱してた。

 

普通に考えれば仲良い会社の上司と部下が

一緒にゴハンに行くなんて普通の事なんだろうけど、自分がこんな恋愛状態なモンだから、

一大イベント中の一大イベントなワケで。

 

朝、とりあえずお店に2人で向かう。

M君と街を歩いてるだけで、幸せ。

寒いね〜とか、天気良いね〜とか、

何でもない会話なんだけど、物凄い充足感。

 

蕎麦屋に着いた。

当然ながら、M君のゴハン代を出してあげた。

めっちゃくちゃ喜んでくれた。めっちゃくちゃお礼言ってくれた。

なんて良い子なんだろ。

普通なんだろうけど、今までにないくらい

お礼言われた。

こんな安いモン、なんぼでも奢ってあげたい。

M君の為ならいくらでも出してあげたい。

できる年下だ、と思った。

 

おすすめメニューを教えてあげると、素直にそれを選んでくれる。

自分が紹介したものを、基本的にいつも気に入ってくれるM君。

M君が好きなモノも全部好きになりたいと思う。漫画やゲームは趣味が合うんだけど、

音楽。彼は基本的にクラシックしか聴かないので、音楽の話が出来ない。これがちょっと寂しい。カラオケも行かないらしい。

 

蕎麦を食べながら好きなゲームや漫画の話題、会社の話題で盛り上がる。

自分にとってこんな幸せな時間は無かった。

 

ここで幸せに浮かれた自分、更に

畳み掛ける。

M君、LINE交換しようよ!?

 

「いいですよ!」

 

こうしてM君とLINEを交換することが出来た。

会社を出ればM君と全く絡めないのが毎日辛くて精神病んでたのに、こうもトントン話が進むかね。

 

ともかく、大好きなM君とゴハン行けて、LINE交換出来た。

 

いつも美味しくて感動する蕎麦の味が、

今日は全然わからなかった。

 

幸せ過ぎて眠れないかも。

 

来週は、お酒を飲みに行く約束も。

自分が進んではいかん方向にどんどん進んでる気がしてならない。

 

 

 

 

02.恋愛相談

昨日はM君が恋愛相談をしてきた。

 

苦しんでるのはこちらなんだけどな〜。

まあそんな事を言えるはずもないので、話を聴いてあげた。

 

彼女が浮気してるかもしれない、とか、

食事行った時のお金の揉め事とか、

ゲイの恋愛相談とそんなに変わらない内容。

 

とりあえず全部聴いてあげて、簡単なアドバイスをしてあげた。

「別れよーかなー」なんて冗談っぽく言うM君。

その次は自分と付き合ってください!なんて

言えるはずもなく、苦笑い。

 

彼女とも、基本的にLINEのやりとりはほとんどしないらしい。最初からそれを言って付き合い始めたらしい。

彼女からしたらこんなイケメン彼氏にLINEで日常的に甘えたり出来ないのはとても可哀想だと感じた。

 

M君はO型らしい。

LINEしないとか、

なんかそんな感じしてたんだよな〜。

SNSも一切やってないみたい。

どーでも良い絡みはしたくないらしい。

そういうとこも何だか好き。

 

それにしても、彼女とのことで悩んでる

M君が可愛くて仕方ない。

ノンケやっとんな〜って感じ。

当たり前だけど。

 

昨日はM君の紹介で新しいアルバイトの子が入ってきた。

M君が毎週のように泊まりに行くくらい仲の良い友達らしく、色んな思いが交錯していた。

 

友達が来たら自分と話をするより、友達の方に行ってしまうだろうなーとか。

 

その友達はゲイで、M君が好きなんじゃないかなーとか。いろいろいろいろ妄想してた。

(その為にアプリで自分の写真消しておいた)

 

フタを開けてみたら全然ゲイ臭のしない、

ちょっとオタクっぽくて普通のヤツだった。

 

友達が入ってきても、M君は自分の隣に来て話をしてくれる。 

休憩中に、二人で仲良く話してるのを聴いたけど、モンストとかゲームの話ばかり。

 

M君は意外とインドア派でゲーマー。

見た目はそんな感じ全くしないんだけど。

シャドバとかモンストとか、かなりやり込んでるみたい。

友達を見る限り、本当なんだなあーと感じた。

 

そんな感じのクセに原宿とか行くと芸能事務所とかにしょっちゅうスカウトされるらしい。

 

池袋だとホストのスカウトにあうみたい。

M君がホストだったらお店にズブズブ沈んでしまいそう。

 

違う出会い方じゃなくて良かった。

 

 

 

 

01.出逢ってしまった

2016年、出逢ってしまった。

 

ゲイとして会社で20年近くを過ごし、

ノンケに恋してはいけないと分かってはいながら、

完全に恋に落ちてしまいました。

 

相手はM君。

22歳、大学生。

完全なノンケ。彼女有り。バイとか、そんな救いは無い。

色白で、スリム、顔は可愛いとかっこいいの間、可愛いに少し寄ってる。

今風で明るい、少年のような性格。ヤンチャで声が大きい。

笑顔がとても爽やか、挨拶も元気よくする。

髪は茶髪でショート、元バスケ部らしく、太ももだけちょっと

しっかりした感じ。

 

じっとしてられないみたいで、いつもそわそわ動いてる。

椅子の上にあぐらかいて座っちゃう感じ。

 

外見がタイプなのはもちろんなんだけど、

中身が最高。

話がとても合う。好きな事、興味がある事が似ていて、

M君と話しているといつまでも話が尽きない。

 

見た目にそぐわぬ考え方の大人っぷりも惚れた部分。

物事を理論立って考える、矛盾は好まない、思考のない事柄が嫌い、

 

恋愛に対しても凄く真面目。

 

同僚が風俗とかピンサロいかないの、って聞いても

彼女が居るから、そういうところには絶対に行かない、って。

先輩に女を紹介されても断ってるらしい。浮気は絶対しないって。

彼なりの哲学で、そういう所で真を通しておきたいらしい。

 

最近はM君が

「○○さんと話してると楽しくて時間が過ぎるのが早い。」

と言ってくれる。

 

そんな感じで、上司と部下としてはマックスに近いレベルで

良い関係を築けている、と思ってる。

自分以外にM君とこんなに話をする人は職場には居ない。

 

もちろんM君には優しく接してきた。

心が安らいで自然と優しくしてしまう。

 

当初はこんなイケメンと一緒に過ごせるだけで幸せ、って感じで

役得感を120%楽しんでただけだった。

 

いつからかM君の事が頭から離れなくなり、

M君と職場で会えない日が続くととても辛い気持ちになりはじめた。

 

M君とLINEしたい、とか、M君と御飯に行きたい、とか

半年前の自分だったらアホか?って思うような事まで、真剣に考えてしまう

ようになってきた。

 

M君とLINE交換したところで、何を送りつけるんだ?

今まで会社のアルバイト君と御飯なんて行ったことないのに、

急にそんな事したらゲイバレしかねないぞ、

心では分かってるのに、現状に満足出来なくなっている自分が居る。

 

最近、退職者が出るので、お別れ飲みをしよう、という話になった。

M君、一緒に飲みましょうよ、って凄く楽しみにしてくれてる。

 

M君とは会社の懇親会で一度だけ飲んだことがある。

自分はふがいなくべろべろに近い状態になってしまった。

M君に何か言ったりしたり、していなかっただろうか。

周りの話では何もしていなかったようだ。

その時はまだ恋心なんて芽生えてなかったから。

 

今、一緒にお酒なんて飲んだら、自分が制御出来るのか。

不安しかない。

何かアクションを起こしてゲイってばれたら、M君が好きってばれたら。

うまくいくはずはないし、

今の上司と部下の関係は終わってしまう。

 

それだけは絶対に嫌。

先がないとしても、今の環境は壊したくない。